初心者のためのスイング作り[STEP2]
素振りで身に付ける【スイングの基本】
[1]グリップ(本記事)
[2]右手の動き
[3]ハンドファースト
[4]フェースの開閉
(補足1)スイング作りはウェッジで
(補足2)手首の動かし方
(補足3)インパクトの重要性
(補足4)スイングイメージ
今回はグリップ(クラブの握り方)についての解説です。
グリップはスイングタイプによって4通りに分類されます。
※手の大きさや握力とグリップは一切関連しません。
グリップはスイングタイプによって全く異なる
グリップ
- 握り方は4通りある
(パームorフィンガー、斜めor真っ直ぐ) - 右手小指の添え方
(インターロッキング、オーバーラップ) - 左手親指の添え方
(一番怪我をしやすい) - 右手親指
(スイングを乱す原因になりやすい)
グリップはズレやすい。
スイング毎に握りを確認するルーティーンを確立する。
手の大きさや握力などと握り方は関係ない。
4通りの握り方
「パーム」か「フィンガー」か
- Aタイプ:フィンガーグリップ
- Bタイプ:パームグリップ
「真っ直ぐ」か「斜め」か
- クロスタイプ:斜め握り
- パラレルタイプ:真っ直ぐ握る
- A1タイプ:フィンガー・斜め握り
- A2タイプ:フィンガー・真っ直ぐ握り
- B1タイプ:パーム・真っ直ぐ握り
- B2タイプ:パーム・斜め握り
Aタイプ&Bタイプ判別法
何も考えず、大きくバックスイングをする。
Aタイプ:肘・膝を動かさない
Bタイプ:肘・膝が動く
パラレル&クロスタイプ判別法
うちわを仰ぐ
クロスタイプ:手首を動かす
パラレルタイプ:手首固定
A1タイプはフィンガー&斜め握り
A1タイプのグリップ
- 指先で握る「フィンガーグリップ」
- 手のひらに対して斜めに握る
A2タイプはフィンガー&真っ直ぐ握り
A2タイプのグリップ
- 指先で握る「フィンガーグリップ」
- 手のひらに対して真っ直ぐ握る
B1タイプはパーム&真っ直ぐ握り
B1タイプのグリップ
- 手のひらで握る「パームグリップ」
- 手のひらに対して真っ直ぐ握る
B2タイプはパーム&斜め握り
B2タイプのグリップ
- 手のひらで握る「パームグリップ」
- 手のひらに対して斜めに握る
- 手の大きさや握力などと握り方は関係ない。
- 握り方は意識しなくて良い
(握り易いグリップが自分に合ったグリップ) - タコが出来る場所もタイプによって異なる。
右手小指
右手小指の添え方は3通り
- オーバーラッピング
- インターロッキング
- ベースボールグリップ(テンフィンガー)
オーバーラッピング
【オーバーラッピンググリップ】
- 右手小指を左手の人差し指と中指の隙間に添える握り方。
- スイング中、余計な力が入らない握り方。
- しっかり握っていないとスイング中にズレることがある。
インターロッキング
【インターロッキンググリップ】
- 右手小指を左手人差し指と絡ませる握り方。
- スイング中、両手のグリップが緩まないことがメリット。
- スイングが乱れると指を怪我をしたり皮が剥けたりすることがある。
ベースボールグリップ(テンフィンガー)
【テンフィンガー(ベースボール)グリップ】
- 右手小指と左手の指を絡ませず、野球のバットを握るようなグリップ。
- 指を怪我している人にオススメ。
- 握り方としては少数派。
ほとんどのゴルファーはインターロッキングかオーバーラッピング
テンフィンガーはレアな握り方。
左手親指
左手親指の添え方
- ショートサム
(パラレルタイプと合う) - ロングサム
(クロスタイプと合う)
左手親指は一番怪我をし易いので、常に注意すること。
※一度のミスショットで大怪我に繋がる。
※怪我をした場合は直ちに練習・ラウンドは中止することをオススメします。
ショートサム
【ショートサム】
- 親指を縮めて握る。
- パラレルタイプ(真っ直ぐ握るタイプ)と相性が良い。
ロングサム
【ロングサム】
- 親指を伸ばして握る。
- クロスタイプ(斜めに握るタイプ)と相性が良い。
左手親指を添える位置
【左手親指の添え方】
- 左手親指をシャフト上のどこに添えるかでスイングは大きく変わる。
- インパクトからフィニッシュにかけて、スイングの力が親指に集中すると一発で怪我をする。
- なるべくシャフトからズラして握ると負荷が減りやすい。
右手親指
クロスタイプはシャフト横に添える
薬指中心にスイングをするので、右手親指はシャフト横に添えるだけで良い。
クロスタイプは力を入れ過ぎないこと
クロスタイプは人差し指中心にスイングをするので、右手親指にも力が入りやすい。
右手親指を積極的に使うとスイングを乱す原因になるので注意する。
右手親指はミスショットに繋がり易い。
右手親指でクラブをコントロールしないことが大切
ゆるゆるグリップについて
初心者がゆるゆるグリップは不可能。
クラブの扱いに慣れた人だけが出来ること。
リフティングでクラブを操作する能力が上がる
(コーディネーション能力:識別能力)
初心者は、ゆるゆるグリップは意識しなくて良い。
グリップ まとめ
グリップ
- 握り方は4通り
(パームorフィンガー、斜めor真っ直ぐ) - 右手小指の添え方
(インターロッキング、オーバーラップ) - 左手親指の添え方
(一番怪我をしやすい) - 右手親指
(スイングを乱す原因になりやすい)
グリップはズレやすい。
スイング毎に握りを確認するルーティーンを確立する。
手の大きさや握力などと握り方は関係ない。
次回は、「スイング作りはウェッジで」についての解説です
- スイング作りはウェッジが最適
- アプローチの練習にもなる
- 7Iで練習するメリットは無い