初心者のためのスイング作り
【STEP1】ボディターンを身に付けよう!
初心者のスイング作りでは、まずボディターンを身に付けることが上達の近道です。
ボディターンとはスイングにおける体の基本動作のこと。
正しい体の動かし方を知らないままボールを打つ練習を始めても手打ちスイングになってしまい、上達が著しく遅れてしまう原因になります。
ボディターンは四つの動きで構成されています
- 肩の回転
- ヒップターン
- 前傾姿勢
- 両肘を締める
本記事では「肩の回転」について詳しく解説します。
ボディターンのまとめ記事はコチラ
初心者のためのスイング作り[STEP1]
ボディターン【4つの基本動作】
[1]肩の回転
[2]下半身の動き
[3]前傾姿勢
[4]両肘の動き
(補足1)左手の役割
(補足2)下半身リードと捻転差
(補足3)スイング軸
(補足4)地面反力とベタ足スイング
本記事では、捻転差と下半身リードについての解説です。
捻転差を最大にするタイミングと下半身の動きには密接な関係があります。
下半身リードとは?
- トップから下半身だけを動かすこと
- 下半身リードで捻転差を作る
捻転差MAXはインパクトである。
※トップで捻転差MAXは間違い。
下半身リードとは?
切り返しで下半身だけを動かす
下半身リードとは、トップからの切り返しで下半身だけを動かすこと(ヒップターンのみ)
下半身を動かしつつ上半身(肩の回転)も動かす訳ではありません。
タメを作る
肩は回転させず下半身だけを動かそうとすると状態が大きく捻れます。
上半身は我慢して動かさない動きが「タメを作る」動作です。
タメを作ることで捻転差がより大きくなります。
脱力スイング
下半身リードは、トップからの切り返しで脱力が必要です。
上半身(上腕)に力が入っていると下半身リードと共に上半身も動いてしまいます。
下半身だけ動かす意識が、結果的に脱力スイングに繋がります。
下半身リードとは?
- トップからの切り返しで、下半身だけを動かすこと
- 上半身を動かさないことで「タメを作る」事ができる
- 上半身の脱力が不可欠(脱力スイング)
多くの人が誤解している「捻転差」とは?
捻転差とは?
上半身と下半身のねじれ
捻転差とは上半身と下半身のねじれのこと。
下半身リードでタメを作ることで捻転差が生まれます。
捻転差MAXはインパクト直前
「トップで捻転差を最大に」と言われることが多いですが、捻転差が最大になる瞬間はインパクト(その直前)です。
下半身リードで上半身とのねじれを最大にしてインパクトを迎える。
インパクトで捻転差(ねじれ)を解放する
インパクトからフィニッシュまでの動きで、ねじれを解放してボールに力を伝える。
これがゴルフスイングの一連の流れ。
トップで捻転差MAXは間違いである
一般的に「トップで捻転差が最大、切り返しで捻転差を解放する」と言われていますが、これは大きな間違いです。
切り返しからダウンスイングで捻転差を解放する動きは手打ちスイングのメカニズムです。
インパクトで伸び上がり、ハンドレイトなど間違ったスイングが出来上がってしまいます。
捻転差と下半身リード まとめ
捻転差とは?
- 下半身リードによって作られたタメのこと
- 捻転差が最大になるのはインパクト(その直前)
- 肩の回転で捻転差を解放する
「トップで捻転差MAX」は間違い
次回は、前傾姿勢についての解説です。
- 前傾姿勢のキープは意外と難しい
- 腕以外の動きをマスターする